そして僕にできること

 

 

 

マジLOVEキングダムについてと、うたプリについて思ったことのログです 悪口あります

 

 

 

 

 

地元でマジLOVEキングダムが公開されていたのは2ヶ月とちょっと(終わる予定だったのに銀テープ公演で復活した)、普通の映画の公開期間がどんなもんなのか知りませんが個人的には長いと思いました。都会では円盤が発売してもまだやっているところもあるみたいだし。でも特典10週は珍しくないみたいなのでオタク向けの商売って本当に怖いなって思った次第です。

 

 

で、このロングスパンの中で自分の感情も色々移り変わっていったわけです。

公開初日、ドキドキで壊れそうなまま遠征してました。土曜の舞台挨拶に当選していてそれを初回にしようかなとも思ってたんですけど初回の評判の凄まじさに負けて横浜ブルクで観ました。最初は応援上映じゃない方が良いかなとも思ったけど「初見で声を抑えられるわけない」みたいなコメントが目に入ったんで応援上映にしました。内容に関する感情はもう忘れてしまいました。なんせすごくて。圧倒されて。うたプリ好き〜〜〜みたいな気持ちでパンフを眺めてネカフェで寝ました。

事前通販でTシャツを買っていたのに持ってこなかったのを後悔しましたがこの時点ではアンコールもなく舞台挨拶のキャスト陣も特に着てくるわけではなかったので今思えばよかったです。
1週目は本当に見まくりました。内容が頭に入り始めたのは5回目くらいからだった気がします。セトリが元々覚えられないタイプのオタクだったのもあり、毎回新鮮に見ていました。この辺りの時期は本当に毎日が楽しかったですほぼ無料で見られてたし(ムビチケを3万超買っています)(紙の前売りも各ユニット複数枚買っています)。

流れが変わってきたのが4週目くらいです。この頃には地元の上映が1日に2回(昼に通常、夜に応援)となっていました。シフトの調整を忘れていた哀れなわたしは推しのコースターが出る週末に戦うことが難しくなっていました。いや正しくは金曜日から行けるところは全部入っていたんだけど出なかった。推しがマジで出なかった。次の回くらいで特典なくなってしまうなって思いつつ仕事してたけど自担は交換も全然出てなくて自引きできなかったらマジで終わると思って仕事の休憩時間に徒歩5分の映画館まで走りました。走りながらムビチケを削りました。休憩は1時間もないので瑛一の影ナレをきいてキングとA1のロゴが出たとき抜けてきたのですが今思うとこれが本当にいけなかった。ちなみにこの回で自担を引いた。職場でガチめに泣いてパートの主婦にドン引きされています。

身体がうたプリに向かっていたのに仕事へ即戻ってしまったのが原因だったのだと思う。それで感覚がおかしくなってしまいました。具体的に言うと精神を病んで仕事を半月休みました。その間もチケット戦争はあったので特に休まりませんでしたが。現地で特典交換してくれた人や連番で入ってくれた人やその他協力してくれたいろんな人には感謝しかない。その節は本当にありがとうございました。みなさんが困った時には内臓を売ってでも力になりたいです。

少し話が変わるけど内容の受け取り方の話で最初見てたときには気にならなかった部分が目につくようになってきました。人間は出来の悪い生命体なので悪いところの方が強く印象に残ってしまう欠陥があって本編中に地雷が出来てしまうと毎週死ぬことになります。最終的にそれらは他のさまざまなオタクの解釈の力を借りたり自分の中での落としどころを見つけたりして無事に処理されたけどいつ暴発するかわからないまま見ていた時期はマジでつらかった。

あとはやっぱりオタクなんで明らかに解釈違えてるオタクと隣になった時は吐き気がしました。

感想について。今回ありがたいことに公開からちょっと話題になってくれて2〜3次アイドルのオタクなどが見てくれてブログとか書いてくれたのね。めちゃ有難かったです。本当にありがとうございます。
そんでその客層っていうのがまあ中には過去にうたプリやっててそれからジャニに流れたとかあんスタやMマスやその他アイドルものに流れた人がたくさんいたわけです。特にジャニに流れた人に対して「あんなにテレビで見られてもジャニーズワールドの良さに気付けなかったのにうたプリを見たらハマれるって何やねん」と思ったりもしました。でも流れて行った人たちは行った先で骨を埋める覚悟が出来てるモンだと思ったんでそれ以上の言及は不幸しか生まないなとも思ったわけです。お互いがただの一個人のオタクなので。

しかし悲しいことに出戻り勢への負の感情は留まりを知りませんでした。具体的に言うと「これが見たかった」的な感想アレルギーになりました。当時もツイッターで死ぬほど荒れましたが今でも見ると打ちのめされます。
今ならわかりますがわたしが応援し続けてきたうたプリを「見たくなかった(から見なかった)」ものとして処理している人達とは根本的に感性が違うのです。彼女ら、彼らはきっとマジLOVEレジェンドスターのHE★VENSとのユニット曲なんて買っていないでしょう。そして下手したら映画の曲もシングルで買っていないでしょう。
それでも自負させて欲しいのが、映画はマジLOVEレジェンドスターのシングルを買っているオタク達が支えて作り上げた王国であるということでした。プリライをDVDで見ているだけでマジLOVEキングダムは出来ません。
地雷を踏まないようにしていたので進んで感想を探していませんでしたが、こんな辺境のアカウントまで届く感想はほとんど新規と出戻りでした。マジLOVEキングダムを作った人達の感想は流れていませんでした。感情が大きすぎて言葉にならなかったのか単純に忙しかったのかはわかりません。感想を残すよりCDを買う方が次のマジLOVEキングダムに繋がることを知っているのは確かです。

わたし個人がめちゃくちゃ金を出したとは言いません。わたしよりたくさんCDを積んだ人は少なくないはずです。それでもマジLOVEキングダムだけを浴びてそのアイドル力に打ちのめされ泣いている人(それはそれでいいです)と、マジLOVEキングダムを見て今までの様々なうたプリとの苦楽を思い返して泣いている人は別人種でした。そして後者の人たちはこれからもうたプリを支えていくのでしょう。ブロッコリー畑へ放火と消化を繰り返しながら。

公開終盤になって銀テ配布公演が始まって何も考えずに連番でチケットを取った時、わたしも一生うたの☆プリンスさまっ♪に対してノーガードで何もかも捧げて生きていくんだなと思った記憶があります。最近は少し金遣いも落ち着いてきましたが、それでもCDは勢いで積んでしまうしゲームも数本ずつ買ったりしています。
大きな展開もないまま惰性でグッズだけを売り続けるうたプリ、このまま衰退の一途を辿るのかもしれません。それでもわたしはうたプリが好きです。うたプリのことを考えて、うたプリに浸って、うたプリのせいで感情がグチャグチャになって、うたプリで幸せになれる『何か』がまた欲しい。マジLOVEキングダムの次の景色でそれが見られることを今は楽しみにしています。