担降りをしようとするオタクの話

 


うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEレジェンドスターを見ました。
今まで自分が見てきたうたプリのアニメ(正直これもあんまり表現として好きではないですけど便宜上こう表記します)の中で、一番良かったと思います。

それと同時に、彼らを今までと同じように応援できないと思いました。
いろんな理由があります。
ほとんどが自分のわがままです。

結果として、担当を降ります。
たったこれだけですが、文字を打つ手が震えます。

5年前に出会ってから、聖川真斗という人のことが、ずっとずっと、大好きでした。
今でも決して嫌いではないです。
聖川真斗という人間はとにかく綺麗で高貴で美しくて一生懸命で、彼にしかない魅力と思いやりに溢れ、見るだけで幸せな気持ちになりました。
学生時代にバイトで嫌なことがあったときは、携帯で真斗くんの待ち受け画像を見て元気をもらって、社会人になって仕事に行くのが嫌な時もウォークマンでST☆RISHの曲を聴きながら足を進めました。
土曜日の朝、ツイッターで味噌汁の具を報告してくれるだけで、これ以上なくうれしかった。
彼の放つ言葉にはいつもわたしの進むべき道が指し示されていました。生きなければ、とにかく生き続けなければいけないと思えた。真斗くんの言葉を見るたびに「こんなところで凹んでちゃいけない」と前を向けた。これはただただ事実として残っている思い出です。

彼を形作るすべてが、彼を取り囲む環境でさえも、自分の思っているものと違う、いわゆる「解釈違い」というものがありました。

最初はそれこそアニメでした。
アニメでダムを強調され始めたあたりから公式と温度差が生まれました。
中の人を悪く言うわけではないのですが、信仰するようにオタクをしていたわたしには、真斗くんがキャストからネタキャラ扱いされることに対して不満がありました。
ライブだけだから、トークの話題としてだから、という一時的なものとして誤魔化していたみたいですが、やっぱり公式サイドの人間の多くが聖川真斗という存在をネタ的に扱うことを是としている状況というのはじわじわと心を苛みました。
神様扱いしろとは言わないけれど、ネタキャラ扱いをやめてほしい。
でもうたプリにはそういった扱いを日常的に行われるメンバーが多いから、真斗くんだけそういう配慮をされるのもおかしいと自分でもわかっていたので、嫌なら見ない、気にしないスタンスでいました。

月日が流れるにつれて、自分の中の聖川真斗がどんどん完璧なものになり、公式から届く内容に「こんなの自担じゃない」と思い始めました。
今までも何度もいろんなところで感じていたことですが、聖川真斗という存在にだけは思ったことのない感情でした。
もうダメだなと思いました。

カルナイではカミュ様を推しています。カミュ様もネタキャラ扱いされることは多かった方のメンバーでした。
真斗くんと違ったのは、キャスト本人が進んでそういった弄りをしなかったところで、それだけといえばそれだけなんですが、それがオタクの心に深く深く響きました。
たったひとり解釈の合う相手が、自担のキャストだったらどれだけいいことだろうか。
ずっと来栖担や寿担がうらやましかった。声優のライブであっても、そのまま、本人がそこにいるように見えるくらいのキャストであることがうらやましかった。
MCに入ると姿を消す自担。ライブに行って、楽しさはもちろんたくさんあるけど、MCで心を殺して、「どうせ自担は欠席だから」って誤魔化したくなかった。
ST☆RISHの中でも一番の茨道なんだと思い知りました。

たくさんお金をかけてきたから離れられないとか、5年も追ってきたから離れられないとか、そういう話でもなくなりました。
離れたくはないのが本心です。可能ならずっと同じように応援し続けたい。
we are ST☆RISHのPVを見た時に、ここまでやってこれたんだなぁという気持ちが溢れました。
Welcome to UTA☆PRI world!!のところ、涙が止まりませんでした。
ST☆RISHのことが本当に大好きです。今でも本当に大好きです。

でも、もう、聖川真斗という存在のことを、特別に、一番に応援出来なくなってしまったんだと思います。

世界で一番うつくしい人です。
今までの自分なら世界でいちばん正しい人だと言っていました。
育った環境は確かに特殊だったけれど、悩みもある、普通の男の子です。
彼だけを見ていれば幸せでいられる自分でいたかった。
彼だけを見ているとつらくなってしまった。

レジェンドスターは良いアニメでした。
だから担降りの判断もこのアニメが終わるまでは様子を見ました。
自担回や終盤で、ここまでのモヤモヤを吹き飛ばすくらいの圧倒的な解釈一致をキメてくれれば首の皮一枚つながれました。
実際はもう取返しのつかなくなっていた自分の精神を目の当たりにして、首はチェーンソーで切り落とされたわけですが。

理想の聖川真斗を考えすぎるのをやめようと思います。
これからはST☆RISHの箱推しオタクとしてゆっくりできる範囲で応援し続けていきたいです。

 

 

 

 

 

 


と、思ってブログを書いて読み返して涙が溢れて止まらなくなったのでやっぱり担降りやめまーーーーす!!!!!!!!

自分がどうしたいとか周りがどうとかそんなこと考えるのしんどくなってきたので、でもこのブログ読んでこんなにつらくて泣いてるってことは何か思い残しというか自分のブログに対しても解釈違いをぶちかましてるのでは?って思って、なんかもういいじゃん別に、理想の聖川真斗のことを考えててもいいじゃん、むしろその方が過激派っぽいし、とか思ったし、聖川真斗に対してそういうことを考えることが申し訳ないというような思考になってる時点で信仰形のオタクそのものだから何一つ担当を降りる理由にならない、バカバカしい!ほんと自分、めんどくせえ、バカバカしい!

自分が好きなように好きでいたらいい!担当だからって他の何よりも誰よりも強いベクトルを向けなきゃいけないわけじゃないし、むしろ実家のような安定感があってこその担当だし!?
聖川真斗が好き!ST☆RISHが好き!公式とはしょっちゅう解釈を違えるけどそれも必要!
事務所と闘ってこそクソオタク、そればかりを優先するわけじゃない。自分の思っている担当とぴったりハマった時はそれをたくさん褒めて感謝して応援したらいいだけ。
真斗くんを見ていてしんどいと思うのは大きく解釈違いとそういう解釈違いを抱えてしまっている自分に対しての嫌悪感というか罪悪感のようなものが占めているので、むしろそういうのこそ捨ててしまえばいいんですよね。
ライブでBLUE×PRISMHEARTやったとき、オイオイ煽られたことまだ根に持ってるけど、それに比べたら静炎はめちゃくちゃにキャストからも気を遣ってもらってるわけですし。
これからずっと応援を続けていけば、どんどん解釈が合っていって、いずれ理想の聖川真斗になるかもしれないわけじゃないですか!むしろそれのために応援しようって気持ちになってもいいのでは!?
キャストだけじゃなくてもっと公式全体から、聖川真斗が神扱いされる機会があるのでは!!??


なんかめっちゃ元気出てきた。まだいける。
やっぱり中心に聖川真斗がいる世界の方が生きやすい。
上手に愛せなくてごめん。わがままなオタクでごめん。
これからもよろしくね。誕生日おめでとう。大好きです。