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アイドルオタクが声優ライブに行ってきた話

一週間前、わたしはとある映画館にいました。
アイドルマスターシンデレラガールズさいたまスーパーアリーナ公演、その最終日のライブビューイングを見るためです。

最初に注意事項として記載しておきますが、今回の記事はアイマスのファンや声優のファンにとって良くない印象のある内容です。
むしろdisってる感じです。言いすぎないように気を付けますが各自でご注意の上お読みください。

あといつにも増してまとまらない文章です。


アイドルが好きで現場も好きだと公言していたわたしは、ドルオタの友達に誘われてよく知らないジャンルの現場に入ることになりました。アイドルマスターは765派のオタクがデレマスの現場へ初参加です。
始まる前から会場周辺でそれらしいオタクをたくさん見て生ぬるい胸中になりました。こんな気持ちになったのはラブライブの映画公開初日以来です。嫌いではありません。

全くの予習をしないのも(それはそれで楽しいかもしれないけども)失礼なのかと思って、音源を借りてコールとか覚えました。デレマスのアニメは一期だけしか見てなかったので先輩とのユニット曲みたいなのは初聴です。ソロも知らないままはヤバいと思ったので一応聞きました。凸レーションとかコールめっちゃ覚えました。そして現場へ。

まず驚いたこと、曲名が画面に出る。すごい。ライブビューイング慣れを感じます。サザンオールスターズのライブで歌詞が表示されていた時の感動を思い出しました。しかも最初と最後に表示されるのが親切すぎる。強いて言えば歌ってる人はキャストじゃなくてキャラ名で出してほしかったけどこれに関しては後述。
そしてサイリウムの色がマジでわからない。一応ちゃんとしたパーソナルカラーの一覧貰ってめちゃくちゃ色数の多いライトを借りていましたが、みんながとりあえずピンクっぽいのと青っぽいのと黄色っぽいの1本ずつ買っててソロの時にもそれっぽい色を振っていたので、もう後半は適当でした。アーニャは青なの?白なの?みたいな感じ。もはや好きな色を振るし画面に映ってるSSAも色の統一感が全くないのでものすごく新鮮でした。ソロでやってて一色で染まらない会場ってもしかして初めてなのでは?
うたプリの最初期のライブで、まだ公式がキンブレ出してなかった頃を思い出しました。寒色と暖色で振り分けしたんだよね、6色買っても青の時は青、強いて紫しか振れなかったつらい思い出です。


さて内容はというと、本当に申し訳ないんだけど、個人的には「二度目はないな」という感じでした。


おそらく大前提として間違っていたのが、わたしは「アイドルの現場」のつもりでライビュを見に行ってしまった。これについては完全にこっちの認識が間違っていました。でもアイドルマスターと冠しているものだったので勘違いしてしまったのも許してほしい。前知識として存じていました、アイマスのライブは踊らない。彼女たちは声優であって、アイドルではない。これは声優がキャラクターソングをキャラの衣装を着て歌う場であって、シンデレラガールズのアイドルコンサートではないわけです。これが歌唱メンバーの表記がキャストだった理由なんでしょうね。
どの子も、登場してから、びっくりするほど動きませんでした。語弊がありますね、場所を移動している子はいましたが、それはダンスではなく「移動」。サイドステップも人数が多いと申し訳程度。セットもメインステージとセンターステージのみ、バックステージなし。
メインステージのセットが凄かったのは認めますが、そこにこだわったことによってキャストのモニター抜きは本当に最小限でした。全員曲以外はほとんど端のモニターにしか顔のアップとかなかったですよね。さいたまスーパーアリーナですよ?正面の天井席とかモニターすら見えてるのか怪しいぞ。紙テ銀テバルーンその他の降りモノも無し。演出家これでゴーサインを出したのかと思うと意図が全く読めなくて背筋が凍ります。
同じ女子アイドルアニメものであるラブライブ!を知っている身として比べてしまうのは本当に申し訳ないし、このジャンルはこうやってきたものだから、そうなんだろうなって感じはありました。でも円盤の宣伝動画で見たMマスのライブ映像はもう少し踊っていた気がする。もちろんさいたまスーパーアリーナよりも狭い会場で。

練習してきたコールはある程度使うことは出来ましたが、会場を爆発させるようなコール曲(メルヘンデビューとかあんずのうたとか)がセトリに組み込まれていなかったというのも少ししょんぼりでした。そのせいもあってか、ライブ全体がすごくゆっくりゆったりとしていました。時計を何回か見ました。

パフォーマンスについても、キャストのことをあんまり悪く言うつもりではないですが、「もっと出来たのでは?」と思ってしまうことが多かったです。いや本人たちの緊張もあるし、一生懸命に頑張ってるのはものすごく伝わってきました。でもステージを楽しむ余裕が皆無の子がほとんど。女性声優に詳しくないので何とも言えないんですけど、リハの時間そんなに取れない売れっ子ばかりなんでしょうか。さいたまスーパーアリーナ公演というけっして多くない機会で、今の自分たちの出来るあらゆる表現でアイドルというものを演じようという気持ちを、キャストからも、制作側からも残念ながら感じることは出来ませんでした。
これはわたしにとってのアイドル像とアイマス運営にとってのアイドル像に相違があって、それぞれの求めているアイドル像が違っているために起きた現象である可能性もある、むしろその可能性が非常に高いので、ああしろこうしろと言うつもりはそこまでないです。ただアイマスを本命で応援している人は大変だろうなって思うだけです。
本当に可哀想だなってなったのは(主に一緒に言ってた北条推しの友人を見て思ったことですが)リアルアイドルのしんどい部分を地味に受け継いでしまってるところです。人気であったり事務所序列であったり、今と昔の48Gをがんじがらめにしているようなのを端々に感じて、そういうのは付きまとってくるのにアイドルとしてオタクが見てて楽しい歌って踊ってる姿は見られないっていうのマジで可哀想でしかないでしょう。何を支えにして推しているのか。

いやまぁ本音言えば今の声優ってアイドル役じゃない本人名義のライブでもダンスこだわってるような業界なのに何やってんだとは思った。キャストの年齢とか昔からやってるジャンルとか言い訳でしかないわ。全員が全員ものすごい美少女ってわけでもないんだし、何のために顔出しでステージ立ってるんだよ。でも自ジャンルじゃないから、わたしは事務所として推せないです推してる人たち頑張って、って思っただけに留まりました。

で、デレマスのライブについてはこんな事務所応援させられてるオタク可哀想……みたいなものすごく上から目線の感想でまとまって終わったのですが、そこでふと自ジャンルに置き換えて考えてみたわけですね。
まぁ、同じ穴の貉と言われてしまえばそれまでなんですけど。

少なくともST☆RISH応援し始める前は声優の顔面なんてまったく認識してませんでした。初めてうたの☆プリンスさまっ♪の現場に入って「寺島拓篤ってこんな顔なんだ」って思ったのを覚えています。今でも決してイケメンとは思えませんが少なくともカメラに向かってファンサされたらキャーキャー言います。
これってきっと、推しじゃない人から見たらものすごく異様なんだろうなって……だって別にイケメンでもないいい歳したオッサンに頭おかしくなりながらキャーキャー言ってるんですよ、これヤバくない?精神病棟突っ込まれるレベル。


でも実際に現場に入ると問答無用でキャーキャー言いました。本当はもっと可愛くない声を上げてのたうち回っていますが女子として男性アイドルに興奮している様子をわかりやすく伝える為にキャーキャー言っていることにします。なぜこんなことが可能なのか。
それって、うたプリの運営というかライブの制作側が、一生懸命にアイドルのライブを作ろうと頑張ってくれたおかげなんじゃないかなぁって。キャストが一生懸命にアイドルらしくいてくれて、演出もアイドルのライブっぽくしてくれたから、オタクはまるでアイドルのライブに行ったようにキャーキャー言えていたのではないかと思ったわけです。

うたの☆プリンスさまっ♪のキャストに関してはイケメンと言えるのは蒼井翔太くらいです。宮野真守は顔というよりもスタイルとパフォーマンスが声優離れしているだけで、顔面だけなら若いのでちょいちょいあのレベル出てきてます。他はもうオッサンです。でも何故かかっこよく見える、キャーキャー言ってしまう。制作側の意図が少しはあったのではないか。自分の思い入れも勿論たっぷりありますが、それを抜きにしても何か根本的に、作ろうとしているものの解釈が合っていたおかげなのではないか。
そう考えると今まで自分が見てきたライブがめちゃくちゃにありがたいものに見えてきたんですよね。それを抜きにしてもただただ神、としか言えなかったんですけどそれを含めるとさらに神。いつもありがとうございます。

 

で、これが推しを見ているからこその感情だとしたらどうしたらいいのか。
今度の18人のプリライで推しユニットのライバルグループに対してキャーキャー言えるのかというと、正直なところ本当に自信がありません。だってどれだけアイドル役をしていたとしてもオッサンです。いい歳したオッサンが、推しでもないオッサンが出てきてキャーキャー言えるか?運営を信じればそれはYesですが、信じられない場合は完全にジャンルを離れるタイミングになりかねません。わたしはそれが凄く怖い。
カルナイ単独コンはキャストの都合で解釈違いの可能性が限りなくゼロなのでその心配が全くないというのもまたしんどいです。すごく不安定な感情の上で自担を推しているのだと嫌でも思わされました。この魔法が解ければうたプリのライブ映像を見ても何も思わなくなってしまうんです。そんな自分になりたくはない。しかし次のライブにはその夢から覚めてしまう危険性がある。というかマジで可能性が高い。実際にそれで降りた人も見ているわけです。気持ちがものすごくよくわかるんです、声優からどれだけレス貰ったところで、それは声優のオッサンなんだよ……。

今の時点でうたプリを見ているわたしの姿は、踊っていないデレマス声優を見てむせび泣いていたオタクに近いものがあるんでしょうね。好きじゃない人から見たら何をそんなに、ということでも本命だと気が狂う。ある意味では早めに夢から覚めた方がいいのかもしれないなぁ、ここのところ公式とすれ違うことが多くて心を痛めているので。オタク活動は公式と解釈を違えることが何よりもつらい。

 

これだけ言っておきながら叩きまくっているアニメの円盤買って先行応募するんですけど、そういうのは指さして笑ってもらいたい。全部が全部オタクの戯言なんですよ。

こうして文句ばっかり言って悶々としててもチケット当たったら現場入るし号泣してまた貢ぐんです。推しを人質に取られているからね!各事務所のオタクのみんな頑張ろうね!